日本人の就職に対する考え方

パイロット就職

日本人の就職に対する考え

日本人の就職に対する考え方

弊社代表の言葉を元に日本人パイロット(目指している人含む)の就職に対する考え方について記事を書いています。
結論から言うと「お金をかけない」と言うことです。
塾や予備校、大学にはお金はかけるのに本当に大事なとこにお金をかけない(投資)をしていないと言うのが他のどの国より低いということを世界を飛び回り実感しました。
もちろん訓練費はお世辞にも安いとは言えませんが、本当に必要なのは訓練費だけではないのです。
なぜか。
訓練費は皆、同等額支払います。
しかし読書、運動、学習(お金の勉強、政治経済の勉強、人生について)などパイロットに限らず日本人の学習量は先進国の中でほぼ最下位です。

日本人の就職に対する考え方

投資なくして未来を掴むことはできません。

なぜそんなことが起きるのか

なぜそんなことが起きるのかの前に物理の法則で「運動の第三法則」と言うものがあります。
これは映画インターステラーでも語られていることのなのですが、物語の中では、何かを得るためには何かを犠牲にしなければならないことを「前に進むには何かを後ろに置いていかなければならない。」と表現しています。
これは単純に車が前に進むにはガソリンが必要なことと同じです。

ではなぜ。

ではここで日本人が自己投資をしない理由を簡体に説明しますが、結論から言うと「教育を受けていない」です。
日本人はお金は汚いもの、使ってはならない、給料は貯蓄に回して普段の生活は質素なものが正しいと教え込まれてきました。
もちろんこれも間違った考えではないのでしょうが、整った社会保障、相互扶助、恵まれた環境において成長することの本当の意味を忘れてしまっているからです。
特にパイロットの世界では残念なことに多く見受けられます。
私が過去に執筆した書籍で「パイロットは社会性に欠けている」と書いて、現役パイロットから多くのお叱りの書き込みを受けましたが、事実なのです。
世界を周りさまざまなパイロットと対話をして見えてきた「相互尊重」の大切さ。
これこそが自己投資で見えてくるのです。

これからはどうあるべきか

ここまで散々好き勝手書いておいて何も解決策がないとなると流石にみなさん不安で夜しか眠れないでしょう。
大きく分けて3つあります。

1.自己投資をする(訓練以外の投資に意識を向ける)

運動、読書、交友関係を広め感性を磨くことで他者への理解が生まれ、自らの立ち位置を客観的に知ることができます。

2.積極的にお金を使う

これはギャンブルや無駄遣いをしろということではなく、何かを体験するには対価を支払わなければなりません。自己投資と同じですが、少し違うのが趣味を広げたり、深掘りしたりなど100円では経験できないことを1万円かけて時間と経験を買うのです。そうすることで自ずと世界の仕組みも少しは理解していきます。

3.とにかく経験を積む

言い換えれば小さな成功体験です。経験数が10の人と100の人では10倍の差があるのは当たり前ですが、この経験というのが何か不足の事態に陥った時の不屈の精神を備えさせてくれます。
この「経験」が少なければ、国際的な場面で求められる社会性のギャップを感じてしますことでしょう。

まずは行動

まずは行動あるのみ。
パイロットとして就職したいのにも関わらず大学やネットの情報だけで自ら行動してリスクに飛び込もうとする人は非常に少ないです。
言い換えればリスクを冒してでも行動すると誰よりも多くのアドバンテージを得ることが最短でできるのです。
失敗や失態をやり直すために明日があるのです。
あとで修正なんかいくらでもできます。


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